ゲストハウスに泊まったことがありますか?
皆さんは旅行するとき、どんな施設に泊まりますか?
ホテルや旅館ではなく、ゲストハウスに泊まったことはあるでしょうか。
相部屋なのかな?
・ゲストハウスの特徴
・宿泊するメリット・デメリット
・ホステルやバックパッカーズとの違い
・宿泊の注意点
などを解説します。
ゲストハウスって?
宿泊するメリット・デメリット
ゲストハウスに宿泊するメリットとして、以下が挙げられます。
- ホテルよりもリーズナブル
- スタッフや他の宿泊客との交流がある
- キッチンがあれば自炊が可能
対するデメリットとしては、以下が挙げられます。
- アメニティは必要最低限
- ホテルのような常設フロントがない
- 他の宿泊客との距離が近く、気を遣うことも
メリット
ホテルよりもリーズナブル
ゲストハウスの一番のメリットとして、ホテルや旅館よりもリーズナブルであることが挙げられます。
日本国内では3000円~5000円程度が多く、ドミトリーなら2000円台も見つかります。
また連泊で割引になるプランや、中~長期滞在向けプランを用意しているゲストハウスも結構あります。
スタッフや他の宿泊客との交流がある
リビングやキッチンを含めた共用スペースで、他の宿泊客の方と交流できるのもゲストハウスの魅力のひとつです。
食事やお酒を囲んだり、観光情報をゲットしたり、時には仲良くなって一緒に観光や食事へ行くことも。
キッチンがあれば自炊が可能
ゲストハウスは基本的に食事がついていないので、キッチンが利用できる施設が多いです。
地元の食材を料理して楽しむことはもちろん、道の駅で買ったフルーツの皮をむくなどのちょっとしたことにも利用できるので、旅の楽しみが広がります。
デメリット
アメニティは必要最低限
ゲストハウスでは、歯ブラシやタオル、浴衣のようなアメニティは用意されていないか、有料の場合が多いです。
ホテルのように用意されているものといえば、共用バスルームにあるシャンプー、ボディソープくらいが一般的。
一方、共用キッチンの調味料や油は自由に使ってOKな場合が多いので、備品関係に関しては一長一短と言ったところでしょうか。
ホテルのような常設フロントがない
レセプション(受付)がホテルのフロントのように24時間または深夜まで開いていないので、チェックイン時間には注意が必要です。
ホテルのように夜遅くてもいいや、という感覚で宿に向かうのは危険。20~21時くらいにはレセプションが無人になってしまうゲストハウスだったり、入り口の扉がロックされてしまったりすることも(宿泊客は事前に渡された暗証番号やカギを使って出入りします)。
時間外のチェックインは宿の迷惑になりますし、建物の中と連絡がつかなくて路頭に迷うことも考えられるので、チェックイン時間を事前に確認することが大切です。
他の宿泊客との距離が近く、気を遣うことも
他の宿泊客やスタッフさんとの交流は楽しいものですが、共有スペースの利用では気を遣う場面も。
またバスルームや洗面所が混雑していると、特に忙しい旅の中では不便を感じることがあります。
ホステルやバックパッカーズとの違いは?
ホステルとは
ゲストハウスと似た宿泊施設に、「ホステル」があります。
ホステルはもともと青少年向けの「ユースホステル」の名残が強く、海外ではゲストハウスよりも大規模で合宿所のような雰囲気があります。
実際、学校のイベントで滞在していた中高生の団体に遭遇したことがありますし、私もイギリスの語学学校に通っていた時は校外学習でホステルに1泊しました。
しかし日本では、ホステルとゲストハウスとの境界線は曖昧な印象です。
私が感じた違いを挙げるとすれば、
- ゲストハウスの方が小規模でアットホーム、施設構造は一軒家タイプが多い
- ホステルの方がゲストハウスよりもドミトリー(相部屋)の割合が多い傾向がある
- 共用キッチンのないゲストハウスがある一方、ホステルにはほぼ必ずキッチンがある
あたりで、後半2点は「ユースホステル」の性質の名残りかと思います。
バックパッカーズとは
ホステルと同じような宿泊施設で、「バックパッカーズ」と呼ばれるものがあります。
こちらはその名のとおりバックパッカー(大きなリュックひとつで低コストな旅をしている人)向けの宿泊施設ですが、呼び名の境界線はやはり曖昧。
長旅の若者をターゲットとしている施設が多い印象で、そのためかバーなどお酒を飲める店舗を併設しているところが結構あります。
予約する際は名称よりも施設内容をしっかりチェックするのが◎。
宿泊の際は、こんなことに注意!
貴重品の管理はしっかりと
ゲストハウスやホステルは他の宿泊客や出入りする人との距離が近く、共用スペースでお酒を飲んでくつろいだりすることもあるため、貴重品や持ち物の管理は普段より気をつけた方が◎です。
施設によっては出入口の扉の管理がわりと緩かったり、カフェやバーが入っていたりすることがあるので、宿泊客以外の人も入れちゃうのでは?と感じるケースもあります。
貴重品を肌身離さず持ち歩くために、財布やスマートフォンを入れることのできるポーチやサコッシュがあると便利です。
宿泊客用にロッカーを割り当ててもらえる施設もありますが、特に海外だと錠前は自分で用意しないといけない場合があります。その場合はレセプションで数百円程度の錠前(主に南京錠タイプ)を購入できることが多いです。
そして一番厄介なのが、ノートパソコンを持ってきている際にドミトリーに宿泊する場合の保管方法です。
ロッカーがない、またはロッカーに入らないという場合は、信頼できそうな施設であればレセプションで預かってもらえなか聞いてみるのも良いと思います。
預けるのが難しければ、私の場合はスーツケースに入れて鍵をかけています。
部屋の鍵のインロックに気をつけて
ゲストハウスは基本的にトイレ・洗面所が宿泊部屋の外にあるので、夜〜朝は部屋の出入りが増えます。なので鍵を部屋の中に置いてきてしまわないよう注意が必要です。特に寝ぼけている時は要注意です。
ベッドの上下は選べないかも
ドミトリーで2段ベッドに宿泊する場合、ベッドの上段・下段、室内での位置は、早い者勝ち、もしくは施設側が指定している場合の2パターンあります。
何か好みがある場合は、予約の際に伝えておくことで(オンラインの場合はメッセージ欄など)、希望に沿ってもらえる場合もあります。ただし確実ではないので、特別な理由がある(足や腰が悪いなど)場合は注意が必要です。
まとめ
この記事では、国内外での宿泊経験をもとに、ゲストハウスの特徴や宿泊するメリット・デメリット、ホステルやバックパッカーズとの違いを解説しました。
- ゲストハウスって? (もう一度 読む)
- 宿泊するメリット・デメリット (もう一度 読む)
- ホステルやバックパッカーズとの違いは? (もう一度 読む)
- 宿泊の際は、こんなことに注意! (もう一度 読む)
リーズナブルで、他のお客さんやスタッフとの交流も楽しめるゲストハウス。ホテルや旅館だけではなく、たまにはゲストハウスやホステルに泊まってみませんか。
この記事が皆さんの旅の参考になりましたら幸いです。
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