ワークエクスチェンジとは
皆さん、ワークエクスチェンジってご存じですか？
具体的には、ホストのお宅などに泊まり込んでお手伝いをし、対価としてお金ではなく宿泊場所や食事を提供してもらいます。
お手伝いを必要としているホストと旅人がwin-winの関係を築ける仕組みなんです。
ワークエクスチェンジをうまく利用すれば、移動費と少しの食費だけで旅できるだけでなく、普通の旅では味わえない交流やスキルアップをすることができるんですよ。
ワークエクスチェンジを利用してフリーランスに転身する方法にご興味のある方は、下記の記事もどうぞ！
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ワークエクスチェンジって？
労働を提供する人を「ヘルパー」、作業をしてもらって宿泊場所などを提供する側を「ホスト」と呼ぶことが多いです。
基本的に給料はありません。(ホスト側の条件によっては、支払われる場合もあり)
ちなみに、ゲストハウスやホステルなどの宿泊施設で行うワークエクスチェンジを「フリーアコモデーション」と呼びます。
フリーアコモデーション（フリアコ） とは 皆さん、フリーアコモデーション ってご存じですか？ フリーアコモデーション（フリアコ）とは、ゲストハウスやホステルなどの宿泊施設に対して労働力を提供する代わりに、タダで宿泊させてもらえる[…]
どんなメリットがある？
ワークエクスチェンジのメリットとして、以下が挙げられます。
- 宿泊費、水光熱費がタダで滞在できる
- 食事がついている場合もある
- 空き時間に観光や仕事や通学ができる
- オーナーのファミリーや他のヘルパーとの交流が生まれる
- スキルを磨ける（海外だと語学など)
海外でやるにはビザが必要？
国や仕事内容によっては、仕事のできるビザが必要なケースがあります。海外で行う際は事前の確認が必要です。
もちろん日本国内でもワークエクスチェンジをすることは可能です。海外、国内ともに次に紹介するウェブサイト等で探すことができます。
滞在先の探し方
ワークエクスチェンジ紹介ウェブサイト
ワークエクスチェンジは「Workaway（英語公式HP）」や「Helpx（英語公式HP）」などのウェブサイトで見つけることができます。
★ワークエクスチェンジの詳細や、滞在先を探すことのできるウェブサイト、探し方のコツについて、以下の記事で詳しく紹介しています★
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【体験記】実際に海外でワークエクスチェンジしてみた
私は主にワーキングホリデー中、さまざまなワークエクスチェンジを体験しました。ここからは、その中のいくつかを具体的に紹介したいと思います。
ベビーシッター＠バンクーバー（カナダ）
- 場所：カナダ・バンクーバー郊外の個人宅
- 使用したウェブサイト：Helpx
- 滞在期間：２週間
- 仕事内容：ベビーシッター
- 仕事日数・時間：週5日、１日３時間程度
- 待遇
- 宿泊場所（個室）提供
- ３食付き（一緒に料理）
- キッチンやバスルームなど自由に使用OK
- ファミリー：ママ＋双子の赤ちゃん
バンクーバーでは学校に通う予定だったので、到着してから学校が始まるまでの間、ワークエクスチェンジをしながら次の滞在先（シェアハウス）探しをしました。
仕事はヨチヨチ歩きの双子の赤ちゃんのベビーシッター。家探しをする他は暇だったので、決められた仕事時間以外もママと買い物したり、赤ちゃんの保育園に遊びに行ったり、のんびり過ごしました。
日本に興味のあったママは日本のことをよく聞いてきたので、いつも楽しくおしゃべりしていましたよ。
もちろん空き時間で学校に通ってもOK！
家事＠シドニー（オーストラリア）
- 場所：オーストラリア・シドニー郊外の個人宅
- 使用したウェブサイト：Helpx
- 滞在期間：１か月
- 仕事内容：家事（掃除、料理）
- 仕事日数・時間：週5日、１日３～４時間程度
- 待遇
- 宿泊場所（個室）提供
- ３食付き（私が料理をふるまうことも）
- キッチンやバスルームなど自由に使用OK
- ファミリー：夫婦＋20代の娘さん＋ワンちゃん２匹
シドニーのワークエクスチェンジでは、郊外のビーチに近い高級住宅地にあるお宅にお世話になりました。
仕事は料理や掃除といった家事。ホームステイ中にママをお手伝いする、という緩い雰囲気で、日常英会話の勉強にもなりました。
とある１日のスケジュールはこんなかんじ。
- 朝：起床したらキッチンで朝ごはんを勝手に食べる、リビングの掃除
- 午前中：パソコンでメール対応（フリーランスの仕事関係）をしながら、ソファ磨き
- 昼：シドニーの中心街へ遊びに行き、現地の友達とランチ
- 午後：ファミリーともう１人のヘルパー（ワークエクスチェンジ滞在者）と一緒にビーチへ
- 夕方：夕ご飯に日本風のカレーを料理、ファミリーにふるまう
- 夜：ワンちゃんと遊んでから就寝
ちなみにこの時はフランス人のヘルパー（ワークエクスチェンジ滞在者）さんと滞在が数日かぶったので、その子と交流できたのもいい思い出です。
大掃除の手伝い＠マッカイ（オーストラリア）
- 場所：オーストラリア・マッカイの個人宅
- 使用したウェブサイト：Helpx
- 滞在期間：１週間
- 仕事内容：掃除
- 仕事日数・時間：週５日、１日３時間程度
- 待遇
- 宿泊場所（簡易キッチンとトイレ・バスルーム付きの個室）提供
- ２食付き（ママが料理上手で毎晩ごちそう！）
- ファミリー：夫婦＋小学生の娘さん２人
オーストラリアではケアンズからブリスベンまで鉄道（最短でも24時間かかる！）で移動し、１か月ほどかけて途中下車の旅を楽しみました。マッカイはその道中にある地方都市です。
お世話になったお宅はちょうど自宅をDIYで大改造中で、そのお手伝い（主に掃除や片づけ）をしました。オーストラリアでよく見かける巨大な天井ファンを４つも磨いたのが結構大変でした。
一軒家のお宅は半地下が独立した家屋になっていて、簡易キッチンとトイレ・バスルーム付きのスペースをなんとひとりで使わせてもらいましたよ。
番外編：こんな仕事もありました
私はあまり体力のいらないベビーシッターや家事を中心にワークエクスチェンジ先を選んでいましたが、時にはちょっと変わった仕事もありました。ここでは２例ほど紹介します。
ひたすら野菜ジュース＆スープづくり
オーナーの奥さんの療養のために、１日３時間ひたすらオーガニック野菜ジュースとスープを作る仕事。野菜ジュースは少し変わったコールドプレス機で作るので、めちゃくちゃ手間がかかりました。
ちなみに奥さんは基本的にそのジュースとスープとヨーグルトしか口にせず、その効果なのかとても元気そうでした。
瞑想するオーナーの周りで仏具を鳴らす
仏教にドはまりしているオーナーさんが専用の個室で瞑想するときに、周りに置いた無数の鉢型の仏具を鳴らして回る仕事。横たわって瞑想するオーナーさんの周りを大小の鉢が50個くらい取り囲んでいて、私はそこを歩き回りながらランダムに「チーン」「ゴーン」と鳴らしていました。
まとめ
- ワークエクスチェンジとは
- 滞在先の探し方
- 実際に海外でワークエクスチェンジしてみた
旅を楽しめて宿泊費が節約できて、スキル磨きやローカルな交流もできちゃうワークエクスチェンジ。魅力的だと思いませんか？
この記事が皆さんの楽しい旅ライフのお役に立てたら幸いです。
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