普通・快速・一部特急が乗り放題！
JRの「北海道＆東日本パス」ってご存じですか？
「北海道＆東日本パス」は、JR北海道＆東日本の普通・快速列車（普通車自由席）が11,330円で７日間乗り降り自由の、お得な期間限定きっぷです。
厳密にいうとJR北海道と東日本だけでなく、青い森鉄道線やいわて銀河鉄道線の普通列車なども利用できます。また特定特急券を買えば、北海道新幹線の一部区間の立席（空いている席）も使うことが可能です。
▶実際にパスを使って北海道一周に挑戦してみた体験談を紹介します。
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JR「北海道＆東日本パス」とは？
JR「北海道＆東日本パス」の概要
JR「北海道＆東日本パス」とは、JR北海道＆東日本の普通・快速列車（普通車自由席）が11,330円で７日間乗り降り自由の、期間限定きっぷです。
乗車可能な路線・区間
- ＪＲ北海道・ＪＲ東日本・青い森鉄道線・いわて銀河鉄道線・北越急行線の普通・快速列車の普通車自由席
- JR東日本のＢＲＴ（バス高速輸送システム）
- 北海道新幹線（新函館北斗～新青森間）の立席（空いている席）※特急券が必要
- 石勝線・奥羽本線の一部区間の特急列車の普通車自由席
価格・有効期間
- 価格：大人 11,330円、子ども 5,660円
- 乗車可能期間：連続する７日間
※東京近郊の電車特定区間内については、終電車までOK。
販売場所
- ＪＲ北海道・ＪＲ東日本の主な駅
- 主な旅行会社
発売期間・利用期間（2023年度）
〔春季〕
発売期間：2023年 2月20日～2023年4月16日
利用期間：2023年 3月 1日～2023年4月22日
〔夏季〕
発売期間：2023年 6月20日～2023年9月24日
利用期間：2023年 7月 1日～2023年9月30日
〔冬季〕
発売期間：2023年12月 1日～2024年1月 4日
利用期間：2023年12月10日～2024年1月10日
「北海道＆東日本パス北海道線特急オプション券」もある！
「北海道＆東日本パス北海道線特急オプション券」とは、北海道内の特急や北海道新幹線の一部も乗り放題になるオプション券です。
具体的には、有効な「北海道＆東日本パス」（上記）と併用することで
- 北海道新幹線「新函館北斗～新青森間」の立席（空いている席）
- 北海道内の在来線の特急列車の普通車自由席
が乗り降り自由になります。
価格・有効期間
- 価格：大人 6,110 円、小ども 3,050 円
- 乗車可能期間：１日間
販売場所
- ＪＲ北海道・ＪＲ東日本の主な駅
- 主な旅行会社
発売期間・利用期間（2023年度）
〔春季〕
発売期間：2023年 2月20日～2023年4月22日
利用期間：2023年 3月 1日～2023年4月22日
〔夏季〕
発売期間：2023年 6月20日～2023年9月30日
利用期間：2023年 7月 1日～2023年9月30日 ※8月1日～19日を除く
〔冬季〕
発売期間：2023年12月 1日～2024年1月10日
利用期間：2023年12月10日～2024年1月10日 ※12月28日～1月6日を除く
パスを２枚使って北海道一周に挑戦してみた！
ここからは、お得な「北海道＆東日本パス」を使って北海道一周に挑戦してみた体験談をご紹介します。
さすがに７日間で一周はきびしいだろう…ということで、連続した期間で２枚購入してチャレンジしました。（オプション券は購入しませんでした）
周遊ルート
実際に周遊した経路は下記のとおりです。まずは新千歳空港からスタート！
お急ぎの方は「実際にお得なの？」へジャンプ！
新千歳空港駅→札幌駅
- 利用路線：千歳線
- 乗車時間：約40分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：1,990円
札幌駅→富良野駅
- 利用路線：函館本線、根室本線
- 乗車時間：約2時間30分
- 乗り換え：2回（岩見沢駅、滝川駅）
- 本来の運賃：2,860円
富良野駅→中富良野駅→富良野駅
- 利用路線：富良野線
- 乗車時間：約10分×2
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：300円×2
富良野駅→帯広駅
- 利用路線：根室本線
- 乗車時間：約3時間
- 乗り換え：2回（東鹿越駅・新得駅）
- 本来の運賃：2,860円
帯広駅→池田駅
- 利用路線：根室本線
- 乗車時間：30分弱
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：540円
池田駅→釧路駅
- 利用路線：根室本線
- 乗車時間：約2時間
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：2,420円
釧路駅→塘路駅
- 利用路線：釧網本線
- 乗車時間：約30分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：640円
塘路駅→摩周駅
- 利用路線：釧網本線
- 乗車時間：約45分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：1,290円
川湯温泉駅→知床斜里駅
- 利用路線：釧網本線
- 乗車時間：約45分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：1,130円
知床斜里駅→網走駅
- 利用路線：釧網本線
- 乗車時間：約50分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：970円
網走駅→旭川駅
- 利用路線：石北本線
- 乗車時間：約3時間45分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：5,610円
- ＋特急料金：2,420円（オホーツク・大雪の自由席）※「北海道＆東日本パス」外の料金
旭川駅→日進駅
- 利用路線：宗谷本線
- 乗車時間：約1時間10分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：1,890円
日進駅→稚内駅
- 利用路線：宗谷本線
- 乗車時間：約4時間50分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：4,510円
稚内駅→旭川駅
- 利用路線：宗谷本線
- 乗車時間：約5時間30分
- 乗り換え：1回（名寄駅）
- 本来の運賃：5,940円
旭川駅→札幌駅
- 利用路線：函館本線
- 乗車時間：約2時間30分
- 乗り換え：1回（岩見沢駅）
- 本来の運賃：2,860円
札幌駅→森林公園駅…（開拓の村）…森林公園駅→札幌
- 利用路線：函館本線
- 乗車時間：約10分×2
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：340円×2
札幌駅→小樽駅
- 利用路線：函館本線
- 乗車時間：約45分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：750円
小樽駅→新千歳空港駅
- 利用路線：千歳線
- 乗車時間：約1時間15分
- 乗り換え：なし
- 本来の運賃：2,750円
実際にお得なの？
乗車できたのは40,290円分
今回の旅では、期間限定きっぷ「北海道＆東日本パス」を２枚（7日間×2＝14日間）利用して、新千歳空港→札幌→富良野→帯広→釧路→摩周湖→知床→網走→旭川→稚内→札幌→小樽→新千歳空港を周遊することができました！
「北海道＆東日本パス」が利用できた区間の実際の運賃を計算すると、
40,290円分乗車していることになります。
パスは1枚 11,330円（1週間）で、今回は2枚（22,660円、2週間）使用したので、
ＪＲ料金が17,630円お得という結果になりました！
北海道は想像以上に…
大きかったです！
本当は室蘭や函館も行きたかった（というか一番楽しみにしていた函館をゴールにしようとしていた）のですが、北海道が思っていた以上に大きかったため、この旅では見送りとなりました。
今回は鉄道周遊だけでなく様々な観光地も訪れたため、2週間みっちり使って上記の周遊となりました。乗り鉄メインであれば、もっとたくさん乗れると思います。
まとめ
この記事では、JR北海道＆東日本のお得な期間限定きっぷ「北海道＆東日本パス」の概要について解説し、実際にパスを使って北海道一周に挑戦してみた体験談を紹介しました。
今回の旅では、新千歳空港→札幌→富良野→帯広→釧路→摩周湖→知床→網走→旭川→稚内→札幌→小樽→新千歳空港と2週間周遊した結果、パス1枚につき9,000円近くもお得に使うことができました。
1万円強のパス1枚で2万円分乗車できた計算になるので、かなりお得なのではないでしょうか。
この記事が「北海道＆東日本パス」の旅を楽しむ参考に少しでもなりましたら幸いです。
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